姫神22nd_Album「風の伝説(カゼノデンセツ)」
    2004.4.21 OUT TOCT-25370 ¥3,000(tax in) ¥2,857(tax out)


 1 めぐり逢う星の夜(メグリアウ ホシ ノ ヨル)
 
 
 2 海を愛した日(ウミ ヲ アイシタ ヒ)
 
 
 3 風に消えた歌(カゼ ニ キエタ ウタ)
 
 
 4 青い河へ(アオイ カワヘ)
    〜山形県民謡“最上川舟唄”より〜
 
 5 砂山・十三夜(スナヤマ ジュウサンヤ)
 
 
 6 潮騒(シオサイ)
 
 
 7 野辺は澄み渡り(ノベハ スミワタリ)
 
 
 8 大地はほの白く(ダイチ ハ オノシロク)
 
 
 9 神々の詩(カミガミ ノ ウタ)
    〜ブルガリアン・ヴァージョン〜
 
10 風の人(カゼ ノ ヒト) 


姫神・初代・星_吉昭の遺作となったアルバム「風の伝説」
姫神ヴォイスの最終形態を目指したブルガリアン・ヴォイス(フィリップ・クテフ
合唱団)との初セッションを成し遂げた渾身の作品となった
2004年・第46回・日本レコード大賞・特別功労賞を受賞



〜アルバム「風の伝説」より〜


ある日、遠野の小高い丘に立つと、あおあおと光るオリザの草原を、勢い渡る風たち
群れのジャワメキが聴こえた。
驚いて、目を凝らしてそのジャワメキの行方を辿ると、そこに壮大な風の道が現れるの
を観た。
その風の道は、天と大地を貫き、昼と夜と四季と歳月を備えていて、四方の風が無事に
渡るのを待っている。

 ある時、その風の道の中の、今日という橋に佇んでじっと耳を澄ましていると、その
ジャワメキの中で、風の語り部に出合う事があった。
語り部によると、花畑に遊んだ風と、針葉樹林を吹いた風。喜びと笑いの渦巻く風と、
涙に溢れた風たちと一緒に、丁度、今ここに差し掛かったところであると言う。
そして、どうか皆さん、風の中に暮らして下さるように、と願うように言い残して、語
り部はたちまち明日に向かって行ってしまったのである。

 風の伝説

 それから私は人々と共に、その風の中に暮らしている。
 今年、遠野高原の沼畑を静かに渡っている風は、新しい風たちである。

                                 姫神 星 吉昭